豆知識

カステラの起源

カステラの語源はスペイン語の「カスティーリャ(castilla)」からきており、カステラの原型となるお菓子はポルトガルの「パン・デ・ロ(生焼けカステラ)」です。ポルトガルのお菓子が「カスティーリャ」と呼ばれた理由には諸説ありますが、有力な説としては1580年以降スペインとポルトガルはフェリペ二世のもと同君統治状態に置かれていた事が関係しています。つまり、ポルトガルはカスティーリャの一部として捉えられていたために、そう呼ばれていました。

カステラの渡来

室町時代末期にポルトガルの宣教師によりカステラは伝えられ、日本で最初にカステラを食べたのは織田信長と言われています。カステラは砂糖、卵、小麦粉という贅沢な材料を使用して作られていたので、戦前までは非常に高価なお菓子とされていました。また、栄養価が高い事で江戸時代から戦前までは、カステラは体が弱った時や病気になった時の栄養補助食品として食されていました。その後、カステラは日本人好みに様々な工夫がされ、現在のようなよりおいしいカステラが完成しています。

日本のカステラの原型カスドース

日本のカステラの原型は「カスドース」というものにあります。カスドースとは焼き上げたカステラの耳を切り落とし、溶いた卵に浸し、周りにグラニュー糖をまぶして揚げたものです。伝来当初、南蛮菓子として宴会でお披露目をした際に、招待客が味に馴染めず、包丁方がカステラを砂糖蜜で煮たのが始まりとされています。カスドースを原型に水飴を使用したカステラへと変化していったのです。

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ドーナツの起源

オランダで食べられていた、ナッツの入った揚げ菓子がドーナツの原型と言われています。それがアメリカに伝わり、元々穴の開いていなかったドーナツが、現在のドーナツのような穴の開いたドーナツになりました。
名前の由来は、生地の意味を指す「ドウ」と、木の実の意味を指す「ナッツ」を組み合わせて出来たと言われています。甘くて美味しいドーナツは、昔から多くの人に愛されていた歴史ある食べ物です。

焼きドーナツの魅力

低カロリーで美味しい焼きドーナツは、昭和30年代頃から神戸の下町で食べられてきたお菓子です。焼きドーナツは、焼き上げる段階でも油を使わないため、揚げドーナツに比べて油っこさがないことが特徴です。また、油を使わないため、カロリーも控えめで食感も柔らかくサクサクしています。

焼きドーナツと揚げドーナツの違い

揚げドーナツには、ベーキングパウダーを使って作るケーキドーナツタイプと、強力粉を使って作るイーストドーナツタイプがあり、ドーナツを揚げる際に多くの油を吸い取ってしまいます。一方、焼きドーナツは、小麦粉、バター、牛乳、卵などで出来ており、オーブンで焼き上げるため、油は使いません。また、焼きドーナツはオーブンで焼き上げているので、カロリーが低くヘルシーです。そのため、ダイエット中にドーナツが食べたくなった時は、焼きドーナツがオススメです。

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あんこについて

あんこは、1400年前に中国から伝わってきたものだと言われています。元々あんこは、食べ物の中に入っている具材の事を指しており、肉類、芋類、豆類から作られています。
中国から伝わってきた際は、主にあんこは肉類でした。それが、時代と共に小豆に変わり、砂糖を加え、現在のあんこの原型が出来上がりました。

あんこに砂糖を入れる理由

あんこの特徴といえば、とても甘いねっとりした食感です。小豆を煮る事により、細胞が小さな粒子に分かれ、あん粒子というものが出ます。
このあん粒子を砂糖と混ぜ合わせる事で、甘さだけでなく、あんこ特有の粘り気も出しています。あんこに入れる砂糖は、甘さはもちろん、あんこ特有の粘り気を出すために欠かせないものです。

つぶあんとこしあんの違い

つぶあんとこしあんでは、使う豆の種類が違います。豆を使い分ける理由は、豆によって小豆のうまみが違うためです。
つぶあんは、茹でた小豆の皮を取らずに砂糖と混ぜあわせたもので、口に入れた時の食感を楽しめます。こしあんは、茹でた小豆の皮を漉して剥き、砂糖を混ぜて煮たもので、なめらかな舌触りが特徴です。食感を楽しめるつぶあんは、よくどら焼きやぜんざいなどに使用されます。

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茶まんじゅうとは

茶まんじゅうは、小麦粉、黒糖、重曹で作られており、皮の中にあんこを包んで蒸しています。お店や地域によって様々な呼び方があり、茶まんじゅうによって形、味、食感が変わります。また、違った茶まんじゅうでも、生地に黒糖を使用する事が共通点となっています。
茶まんじゅうの名前の由来は、「茶の子」という言葉からつけられたと言われています。「茶の子」とは、仏事をする際のお供え物に使うお菓子やお茶を飲む際に口にするお菓子の事を指し、このお菓子が茶まんじゅうと名づけられました。

各地の茶まんじゅうの種類

茶まんじゅうの中でも、温泉まんじゅうと利休まんじゅうは有名なまんじゅうです。温泉まんじゅうは作る過程で、温泉の蒸気や温泉水が使用されているのかで温泉まんじゅうの判断をしていましたが、今では温泉地で作られているか、売っていれば、温泉まんじゅうと呼ばれるようになっています。 利休まんじゅうは、千利休のその名にちなんだ名前で、利休まんじゅうと名づけられたようです。千利休がお茶会の際に出されたまんじゅうを大変気に入り、お茶会のたびに必ず出すようになったと言われています。この利休まんじゅうは、山口県で有名な和菓子としても知られています。

様々なシーンで喜ばれる

美味しい茶まんじゅうは、程よい甘さや風味、しっとりした食感が魅力です。美味しい茶まんじゅうは、仏事のお供え物としてはもちろん、お世話になった方へのギフトとしても喜ばれる和菓子の一つです。
くわざわでは、風味豊かな黒糖の甘みが感じられる厳選した素材を使った昔ながらの茶まんじゅうを販売しておりますので、是非ご利用ください。

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和菓子の始まり

果物の「菓」、種子の「子」から、菓子という言葉が生まれたのをご存知でしょうか。人間の祖先である古代人が、果物や木の実を間食として食していたことが由来だそうです。
現代でも、加工されていない果物を水菓子と呼ぶこともありますが、これは当時の名残であると考えられています。
古代人も知恵を使い、木のみを天日で乾燥させたり、石鎚などを使って粉砕したりして保存したりと、徐々に手を加えていきました。しかし、当時食していた椚や楢の実は、アクが強くてそのままでは食べられるような代物ではなかったそうです。その後、木の実を粉砕して水に晒してアクを抜き、丸めて熱を加えて作り出されたのが団子です。これが和菓子の始まりと言えるでしょう。

和菓子の発展

菓子と言えば果物だった日本に、新しい形の甘味が伝わったのは、中国から運ばれてきた唐菓子です。
当初は寺院や神社へのお供え物として用いられていましたが、小麦・米粉・大豆・ごま・甘味料を加工して調理を施した唐菓子は、日本の菓子文化に革命を起こしたのです。
この唐菓子を参考にして誕生したのが、日本で最初の和菓子といわれている「椿餅」です。鎌倉時代には、中国から伝わった点心(食事の間にとる間食)に影響され、「ようかん」が誕生します。

日本が誇る和菓子の誕生

砂糖が初めて日本に伝わったのは750年頃ですが、一般的に使用されるようになったのは江戸時代に入ってからです。御所のある京都では、将軍へ献上するために上菓子屋、饅頭屋、餅屋が競い合い、日本菓子も少しずつ進化を遂げていきました。
この頃の砂糖は、まだまだ貴重品として扱われていましたが、江戸後期になり一般庶民にも普及し始めました。さとうきびの栽培や製糖も盛んになり、一般市民にも普及されていったのです。
京菓子の発展もピークを向かえ、現代の和菓子とほとんど変わらない、数々の銘菓が続々と誕生しました。茶席の菓子もどんどん進化を遂げ、短歌や俳句に準じた、独創的かつ洗練された技が光る、美しく繊細な茶菓子が注目を集めたそうです。
明治になり、砂糖をふんだんに使用した甘い金平糖やカステラ、ビスケットなど、西洋菓子が日本に普及し始め、日本菓子は大きく変貌を遂げます。大正末期には洋菓子と区別をするために「和菓子」と呼ばれるようになりました。

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材料へのこだわり

五三焼カステラの最大の特徴は、通常のカステラを作るよりも卵黄を贅沢に使うことです。
五三焼の名前の由来も、卵黄と卵白の割合が5対3であるからだと伝えられています。選び抜かれたこだわりの卵のみを使用するため、彩り鮮やかな黄金色の美しさを生み出せるのです。 カステラに使用される材料は、卵・砂糖・小麦粉・水飴・蜂蜜のみです。卵だけではなく、この5つの材料全てにこだわりを持った贅沢な五三焼カステラこと、長崎カステラの最高峰と言えるのです。

匠の技

素材・製法共にシンプルなカステラは、職人の技が仕上がりに大きく影響します。職人の技の結晶とも言われている「五三焼カステラ」は、ごく一部の熟練された職人にしか焼き上げられないと言われているほど、非常に困難な逸品なのです。
気温や湿度なども考慮しつつ、こだわりの材料のみを使用して、絶妙なバランスでブレンドしていきます。生地への仕込み、混ぜ合わせ、泡きりのタイミング、焼き上げる温度や焼き上がり時間、どれをとっても全神経を集中しなくては、最高級の五三焼カステラは生み出されません。多くのカステラファンを虜にしてきた技の結晶である五三焼カステラは、味にうるさい美食家の方でも、間違いなく満足して頂けると思います。

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ドーナツの豆知識

果物の「菓」、種子の「子」から、菓子という言葉が生まれたのをご存知でしょうか。人間の祖先である古代人が、果物や木の実を間食として食していたことが由来だそうです。 現代でも、加工されていない果物を水菓子と呼ぶこともありますが、これは当時の名残であると考えられています。ドーナツは元来、小麦粉の生地に木の実をトッピングして油で揚げていたため、dough + nutでドーナツと呼ばれるようになりました。
1780年代のヨーロッパで生まれた歴史あるドーナツですが、当時は砂糖や油脂が高級品と扱われていたため、一般家庭では特別な日のみだけ食べていたそうです。その後、ヨーロッパからアメリカに伝わり、瞬く間に人気が広がっていきました。
どうしてドーナツに穴があくようになったのか?これには様々な説がありますが、アメリカ在住の子どもが母親の揚げるドーナツの真ん中が生っぽいと文句を言った説が強いようです。日本で本格的にドーナツが広まったのは1971頃ですが、昔からドーナツはおやつとして、世界中の子どもたちに愛されて続けてきました。

余ったドーナツを美味しく食べる

ドーナツが余ってしまった場合は冷凍庫で保存しましょう。1つ1つラップに包んでジップロックで保存すれば、風味をそのままに美味しく召し上がることができます。
食べる際には、レンジやトースターを使用して40秒~1分弱ほど温めます。チョコや砂糖のコーティングがあるものは温めると溶けてしまうので、できるだけ剥がしてから温めてください(※クリームやカスタードは変質するため注意!)。時間が経過すると味や食感が損なわれるので、熱を加えた後は早めに食べましょう。

夏におすすめのアレンジレシピ

蒸し暑い夏場にドーナツを食べるなら、ドーナツにアイスクリームを挟んだ「ドーナツアイスクリームサンド」がおすすめです。ドーナツを少し温めれば、アイスクリームが程よく溶けて美味しさがさらにアップします。
また、ドーナツは凍らせてそのまま食べても意外と美味しいので、こちらも試してみてください(※固すぎる場合は、15分程度放置して自然解凍すること!)。ひんやりドーナツなら、食欲が落ちてしまった子どもの食欲も掻き立ててくれるでしょう。

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「どら焼き」の名前の由来

どら焼きを漢字で書くと「銅鑼焼き」となります。名前の由来には様々な説がありますが、最も有力な説としては、打楽器の「銅鑼」に似ている事から、「どら焼き」と名付けられたとされています。
また、もう一つの説としては、鉄板の代わりに熱した銅鑼で生地を焼いて作ったからといわれ、どちらの説も楽器の銅鑼が同じく関わっているのが特徴です。

「どら焼き」の起源

歴史上の人物である、武蔵坊弁慶との関係が深いという説があります。平安時代の末期に、源義経が奥州へ逃げた際、負傷していた弁慶は武蔵野の民家で療養していました。そこで、弁慶が出立の際に慌てていたのか、銅鑼を置き忘れてしまいます。その銅鑼を使って生地を焼いたのが始まりだといわれています。
また、治療を受けたお礼に弁慶が銅鑼で生地を丸く焼き、あんこを挟んだお菓子を作って振る舞った事から始まったともいわれ、様々な説があります。

「どら焼き」の形の変化

どら焼きの原型は、江戸時代にまで遡ります。もともと、あんこを挟んだものではなく、紙のように薄い皮にあんこを載せ、皮の端を折りたたみ、四角く包んだものでした。
その後、明治の初め頃に丸い形のどら焼きが誕生したとされ、現在のようなカステラ生地であんこをサンドする形になったのは、大正時代に生み出されたといわれています。

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春 生命力が
溢れる和菓子

肌寒さが残る春は綺麗な桜が見られるお花見の季節は、桜餅が定番です。餅をひと口食べると桜の葉の良い香りが口いっぱいに広がります。また、この季節には端午の節句があり、最も命溢れる季節となります。
小豆あんを生地で包み柏の葉でまいている柏餅は、新芽が出たあとに古い葉が落ちることから、跡取りが絶えないようにという願いを込めて端午の節句に食べられています。

夏 涼しさが
感じられる和菓子

梅雨が明け本格的な暑さを感じる夏は、毎日じりじりとした暑さが続くため、涼しげな和菓子や栄養が多く含まれている和菓子が好まれます。
暑い夏には、くず餅や水ようかんなどが食べられていますが、特に小さなお子さまからお年寄りの方まで幅広い世代に好まれているのが、どら焼きです。
年中食べることができ、適度な甘味と栄養価の高い小豆が入っているため、暑い夏でも食べやすくおすすめです。しっとりふっくらしたどら焼きは、適度な甘さともっちりとした食感を楽しむことができる和菓子です。

秋 贅沢な
味わいの和菓子

秋の味覚といわれる食材はたくさんあり、中でも日本人に好まれているのが栗です。秋には栗を贅沢に味わうことができる栗きんとんや栗どら焼き、栗まんじゅうなどがあります。
栗を使った和菓子は、あんこが苦手な方でも美味しく食べることができるため、秋に食べられる和菓子の中でも特に人気です。

冬 気持ちをほっこり
させてくれる和菓子

寒い冬にはクリスマスやお正月、バレンタインなど、美味しい和菓子を楽しめるシーンがたくさんあります。
冬に食べられる和菓子で特に人気なのが、いちご大福です。新鮮で甘酸っぱいいちごを白いお餅に包んだいちご大福は、お子さまはもちろん、お年寄りの方まで幅広い世代に人気があり好まれています。

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